テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ030】グランドジャンプさんに持ち込みに行きました

4周目では2回目の集英社さんへの持ち込みをしました。

 

感情描写が必要。感情が描いてあったところといえば、ラマ君の「きれいな人だな」と思った所だけ。何で助けたいと思ったのかがわからなかったです。


かおりさんも「いいかげんにして!」がそんなに激昂することなのか?なぜなのか、がわからなかったです。救ってもらったらもらったで急に泣きだすし、そんなにキュンとしないなと。かおりさんがラマ君に名前を教えるというのも意味わからないというか。何が起こっているかというと、題材に引っ張られちゃってるんです。読者がどういう感情になって欲しいのかを考えて逆算すると良いです。

 

ゲーム音楽とストーカーの設定のどちらかが大事ならもう片方は必要だったのか。いろんなものを入れ過ぎちゃってる感じがします。


43ページはちょっと長いかな。40ページも要らないんじゃないかなって思います。


絵についても、背景がほぼ入ってないので、どこで何が行われているのかわからないです。背景は頑張れば頑張っただけ意味があります。


Q. 「感情を描くのが苦手なんですが、脚本の段階で台詞と一緒に感情をト書きにして書いたらいいんでしょうか?」
A. それでも良いと思います。感情を描けないのはけっこうよくあります。こういう題材面白いよねっていうアイデアからスタートしている時に起こりがちです。人と話していて、こう思ったんだよねとか、人助けなら、普段人助けをしない人がなぜ人助けをしたんだろう?と考える。例えば、競馬で大勝ちしたからとか、幼馴染だからとか。いろんな作品を読んで、読者から好かれる主人公を作ると良いです。

Q. 「ご都合主義になっているといつも言われてしまうんですが、自分の癖なのか誰もがそうなりやすいのか気になってるんですが」
A. よくあることだと思います。

 

Q. 「次回作の主人公が陰キャなオタクで、親近感は持ってもらえると思うんですが、憧れる要素がないのが気になっているんですが」
A. 親近感があればいいんじゃないかと思います。

 

次回作のプロットをいったん書き上げましたが、感情についてほとんど掘り下げられてないことに気づいてしまい、これは場合によっては根本的に書き直さないと、と思いました。不自然な言動をしないように注意して書いたので、キャラの感情を分解した時に不自然になっていない可能性もありますが、不自然な動きをしているようなら、話の展開が根本的に変わってくるので書き直さないといけません。

 

たくさん持ち込みをしているともちろん賛否分かれる部分もあります。しかし、ご都合主義や画力不足についてはほとんどの編集者さんから指摘されており、それならそこを直さないといけません。

 

桜玉吉先生がうつの治療を始めた時に「俺もう漫画を描けないや」と頭を抱え、漫画家を辞めることにした、と書いていた理由がわかってきました。今まで「ギャグ漫画家だから」「エッセイ漫画家だから」だと思ってましたが、恐らくどんなジャンルであれ、自分自身や他者の内面を深堀りする必要がある職種なんだろうと思います。病まない程度に向き合っていこうと思います。