テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ042】アフタヌーンさん、モーニングさんに持ち込みに行きました

月刊アフタヌーンさん

オタクに優しいギャルは絶対需要があると思います。山岡のうだつのあだらなさが良いです。コマの外の小さいツッコミが良いです。

 

ところどころ「どうしてだろう?」と思いました。なぜ「彼女が欲しいからだ」となるのか、片喰はなぜ山岡を「ゲーム音楽を作らない?」と誘ったのか。

個人的な意見になりますが、読者さんが「山岡がんばれよ」「ゲーム音楽ってこんなに面白いんだ」と思うような内容だと良かったです。読者を漫画と一体化させた方が良いです。曲ができた時の達成感がやや弱いです。


片喰が最後までデレなくて一貫してキモいと言い続けたり、最後の「くす…」しか見せないのはいい女を分かっているなと思いました。山岡には行動力という長所があるので、それを活かすと好感度を上げられると思います。

 

Q. 40代だと青年誌に持ち込みした方が良いんでしょうか?

A. 青年誌の方が間口は広いと思います。アフタヌーンは対象読者の年代は40代くらい、男女比は半々です。この題材なら、ヤンマガやモーニングの方が男性の読者さんが多いので良いと思います。

 

Q. 主人公の年齢も上にした方がいいんでしょうか?
A. 青年誌でもキャラが学生ということはあるので、そんなに気にしなくても大丈夫です。

 

Q. 背景が白いと言われるんですが、どうすれば白く見えなくなりますか?
A. 単純に黒い方が上手く見えます。トーンを貼るとか。画面構成は、コマに対する人間のサイズ感にもよると思います。漫画を読んで見て学ぶしかないと思います。

 

週刊モーニングさん

ゲーム音楽という題材はなかなかないアプローチだったので、興味深かったです。めちゃ頑張って作られてる作品だなと思いました。

 

付き合うことが目的なのか、ゲーム音楽を作るのが目的なのか、タピオカも入ってきて、ストーリーの本質が理解しづらいかなと思いました。男の子と女の子の目的が一致していたり、二人の価値観が一緒だったらわかりやすいと思います。

山岡岡山というプチネタは面白いなと思うので、情報が錯綜しないように作られると良いと思います。

 

絵については、背景をリアリティのある感じに描かれた方が良いかなと思いました。女の子は可愛く描けてると思います。ベンチからはみ出してるように見えるコマがあったりするので、画力を上げて頂けると良いのかなと思いました。


読み切りだと46ページは長い方なので、30ページとかでまとめられるよう目指すと良いと思います。

 

Q. 次回作はリアルな絵柄にしようと思うんですが、リアルでも女性キャラの可愛さは必要ですか?
A. 女性キャラはリアルな絵柄でも可愛さが必要です。可愛い女の子を嫌いな人はいないので。

 

Q. 青年誌だと求められるリアリティは厳しいんですか?取材は必要ですか?
A. 取材に行ったり、実際に写真を撮りに行ったりはします。

 

Q. キャラクターの年代を上げた方が良いでしょうか?

A. 主人公の年齢をもっと上げるとか、読者が入りやすい年齢にした方が良いかなと思います。モーニングの読者は30~50代で、アフタヌーンよりも対象年齢がちょっと上になります。

 

今日で、5周目の持ち込みが終わりました。今作はコミティアの出張編集部を含めて20媒体、これで対面持ち込み回数は累計115回になりました。ウェブ持ち込みを含めると、138回です。ここまで来て、ようやく40代だと青年誌系が良いらしいことに辿り着きました。今までも青年誌系も持ち込みしてきているので、担当さんが付かない原因は、年齢ではなく、画力とネーム(絵とストーリー)ということになります。

 

アフタヌーンさんで最新号を読ませて頂いたら、「カタカターンッ」という読み切り漫画に「3音」「FM音源」という単語が出ていて、「先を越された…」と青ざめました。ゲームクリエイターが主人公の漫画で、ゲーム音楽の漫画ではないようですが、自分も急いで形にして世に出したいです。