講談社さんへの持ち込みレポです。
・月刊少年マガジンさん
緊張のあまり涙声になってしまい、鼻水も止まらず、顔中ぐしょぐしょにしながら講評を伺いました。
ゲーム音楽と恋愛の共通点が見えませんでした。ゲーム音楽じゃなくてもいいお話です。ゲーム音楽について書きたいのか、恋愛について書きたいのかが分裂してしまっていました。
ネット知識でモテようとするところは面白かったです。ただ、この二人を応援したいと思わなかったです。女の子が主人公に気持ち悪いと言い続けるだけで、主人公の独り善がりになってしまっていました。
ゲーム音楽ってこんなに楽しいんだ、というゲーム音楽の魅力を出した方がいいです。このお話だと、自分がゲーム音楽を作りたいとは思わないです。
Q. キャラが立ってましたか?
A. 女の子の魅力を感じなかったです。なぜゲーム音楽にここまで魅了されているかもわからなかったです。主人公のほうはキャラがしっかり作れてました。
Q. 漫画を楽しく描くために、自分は好きなゲーム音楽を聴いてるんですが、どうでしょうか?作業通話しながら描く人もいて、人と話した方が良いのかなとも思うんですが。
A. やり方は人それぞれなのでそれで良いと思います。音楽を聴きながらの人もいれば、作業通話の人もいます。
・週刊少年マガジンさん
ネームはすごいお上手だなと思いました。読みやすいです。絵は発展途上ですが、このまま描いていけば上手くなると思います。
この物語の目的が、モテたいのか、ゲーム音楽を作りたいのか、どっちが先にあるのか絞った方が良いです。キャラの感情ベースじゃなくて物語ベースになっていて、感情と言動がリアリティを失ってしまっていました。
知識欲をくすぐられるような内容でした。ゲーム音楽に振り切っちゃった方がわかりやすいです。後はゲーム音楽に詳しくない人も、ゲーム音楽って何が凄いのかが伝わると良いです。
モテたいとゲーム音楽がどっちも中途半端で、ゲーム音楽が女の子にモテるための道具になってしまっていて、ゲーム音楽に対してちょっと失礼にも感じてしまいました。物語の構成で課題があるのかなと感じました。ゲーム音楽に主人公が魅せられて、読者がやるぞ、という気持ちになれば良いです。
フキダシの位置など、ネームのうまさは自信を持っていいです。絵もどんどん描いていけば伸びると思いますので。
Q.キャラが立ってましたか?
山岡岡山は立っていて面白かったですが、好感度が高いかというと、スト6で仲良くなった人に迷わずアタックしているので、ちょっと危うい人になってしまっていました。女の子は好感度が高いキャラとして描けています。
講談社さんは他社さんと比べてもかなり率直な意見をくれると思っており、その上で主人公のキャラクター性とネームの読みやすさについてお褒めの言葉を頂けたのが嬉しかったです。特に、キャラクターについては今回頑張ったので。
ゲーム音楽漫画を描き始めて5作目なのに、未だにこんなことを言っている自分はダメだなと思うんですが、ゲーム音楽のどこに自分は魅了されているのか、何が凄いのか、漠然とわかってはいるものの、上手く伝えられるように詰めていないのが課題だと思いました。次回作を描き始めるまでに、まとめておこうと思います。