テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ019】きららフォワードさん、月刊少年チャンピオンさんに持ち込みました

今日は芳文社さん、秋田書店さんに持ち込みに行きました。

 

芳文社さんは、今までの編集者さんが急用とのことで、別の方が対応してくれました。

 

・絵について

もう一歩かなというのが正直な感想で、上手いか下手かというよりも、拙さが見えちゃう。きらら的な可愛さに寄せる必要はないそうです。キャラとしていい顔だなと思わない、そこに至ってないかな、と。

 

あぐらのポーズに違和感がある。15ページ目など、ちゃんと描けてるところは描けてるし、立ち姿は悪くないので、クオリティを一律させる。重点的に練習が必要。

 

・ストーリーについて

「面白かったです。ゲーム音楽を取り上げるのは良い切り口で、読んでてテンションが上がりました。ストーリーテリングの部分は良いのかな、出来上がってるのかな」と好評でした。

 

細かいツッコミになっちゃうんですけど、ご都合主義感があると。なぜストーキングされてることを主人公に言わなかったのか。助けを求めるんじゃないかなと感じたそうです。

 

また、主人公の洞察力が急に感じてしまい、主人公が鈍そうだったらわかるんですけど、普通そうだし、普通の人が気づかないことに気づくので、急にカンが良くなったなという感じがすると。察しが良いようなくだりがあれば自然だそうです。

 

「引き込まれたので、そこは自信持って頂いて」と言って頂けました。

 

「よくキャラが自然に動くという話を聞きますが、今回は全部つじつまを合わせたのでご都合主義的になってしまい、キャラ中心にすると破綻しちゃうかなと…ご都合主義に見えないようにすればいいんですよね」と言ったところ、「キャラ中心に動くと話がすっちゃかめっちゃかになることもあります。キャラが動くのを楽しむ作品もあって、それはそれで良いんですけど、ご都合主義的に感じるところはそう見えないようにすると良いですよ」と。

 

月並みなアドバイスになっちゃうんですが、漫画をいっぱい読んで模写してください。連載に至ってるのは一律上手いので、漫画としてのクオリティを上げて頂いて、と。絵の模写というより、「コマにおいてどう描けば漫画として違和感ないか?」が大事で、芽がないわけではないので練習次第だと。

 

続いて、秋田書店さんに持ち込みました。

 

ネーム半月、完成原稿2ヶ月はいいペースです。月チャンは44ページなのでこの調子で描いてください、と言ってもらえました。

 

・絵について

時たま女性がきれいに描けていますが、雑誌に載っているような絵かというと違うのかな。幼少の頃から絵が描けていた方だと思うんですけど、描けるから描けちゃうんじゃなくて、今売れてて連載中の好きな漫画を横に並べて研究して、成長曲線を急にして頂いて、とのことでした。

 

プロはどうやって漫画描いているのか研究すると良いです。「わかるでしょ?」で描いてるとプロの漫画家に近づけないです。描き文字やフキダシ一つとっても勝ててない。

 

でも、下手かというとそうでもないです。2ヶ月に一本3か月に一本を守りつつ、プロに近づいてください。


コマ割りが3段割りが多過ぎる。見開きで見た時に飽きられたらおしまい。自覚してたので、「あ…」と思いました。

 

バキの板垣先生は1枚の紙に8ページのネームを書いていて、アクションなので流れるように読めるようにしていて、そうすると台詞がキレッキレになるそうです。

 

絵さえ描ければ仕事はある時代ですが、どんどん吸収して近づけないとプロへの道は遠いとのことです。

 

・ストーリーについて

一貫してて良いんですが、最初が説明的過ぎて、こんな人間いるかって思っちゃいました。さすがに段取りが過ぎる。キャラクターの心情の部分をもっと描いて欲しいです。

 

キャラクターの脳を使って。○○さんがキャラクターの存在を信じないといけない。毎週会いたくなるようなキャラを作る。こんな人間いないと思われた瞬間に終わり。魅力的に実在感を見せる。愛を持ってこいつ(主人公)を描いて欲しい。こんな奴いるかもなと読者に思わせる。ポニーさんを読者に好きになってもらう。余りに魅力的で、ストーカーしたくなるよね?と思うくらい。キャラクターを作り上げるという意識を持って。

 

最後に、「業界に片足突っ込んでるわけですから、どんどん持ち込んだ方が良いですよ」と言ってもらえました。

 

2社とも感触としては悪くなかったのですが、ストーリーに関しては分かれました。漫画はいろんな人が読むし、いろんな編集者さんがいるなぁと。いろんな人が読むことを念頭に置きつつ、ゲーム音楽ネタでいく方向はブレずに行こうと思います。