テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【漫画語り003】ドラゴンボールについて最近思うこと

最近、漫画界隈でDB(ドラゴンボール)が漫画の見本的に扱われることが本当に多くなったと感じます。10年前まではDBは人気はあったものの名前を出すと鼻で笑われることが多かった。

 

これは世代交代によりDBをリアルタイムで読んでいた層がアラフォー世代になった為と考えます。「ドラゴンボールなどを参考にすると良いですよ」と言っていた持ち込み担当の方も同世代に見えました。

 

DBの原作の読みやすさは抜きん出ており、戦闘シーンがまるで動いているように見えたものです。鳥嶋和彦氏が出された「Dr.マシリトの最強漫画術」を読むと、DBの凄さがよく分かります。

 

R藤本さんやアイデンティティ田島さんなどのDB芸人もアラフォー世代で、DB芸人さんのおかげでDBと聞けばドラゴンボールと通じやすくなりました。次の世代交代まで当分、DBは支持され続けると推測します。

 

小学校入学時にDBZが始まり、卒業時にDBZが終わったので、私は原作でもDBZにあたるサイヤ人編以降に特に思い入れがあります。幼稚園くらいだとアニメはけっこう難しく感じるもので、無印は途中から見てはおりましたが、再放送で見ていました。

 

小中学校の頃のDBの人気というのは本当に物凄かった。女子は幽遊白書を読んでいた印象ですが、男子の大半はDBを読んでました。ストーリー漫画が国民的に支持されることなんて、そうそうない。

 

アニメ版ではやれなくて原作にあった良さというと、しばしば問題視されていた残酷描写で、鳥山先生ご自身が「全然健全じゃない」と仰っていたそうですが、リアルタイム世代なら共通認識でした。ダイの大冒険るろうに剣心のように原作準拠でリメイクしてくれたらと思います。

 

SANDLANDの劇場版を見てつくづく思いましたが、勧善懲悪ものというのは憎たらしい登場人物をぎゃふんと言わせる気持ち良さがあり、人間の本質に則しているということ。

 

鳥山先生や野沢雅子さんには可能な限り劇場版の新作に携わって頂きたいものです。DB超スーパーヒーローで原作最終回にほとんど追いついてしまったので、原作最終回以降の話を拝みたい。