テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ023】マッグガーデンさんに持ち込みに行きました

今日はマッグガーデンさんに持ち込みに行きました。

 

「事件が起き出すまでがかなり長い。作曲の苦悩の話なのかと思ったらそうではなく、どういったジャンルの話なのか途中まで正直なところわかりづらかったので、読者が読む時の心構えを示して欲しかった」と。

 

起承転結にそれぞれ何ページ割くか、どこにどのくらいの要素が入ってるかを考える。それをやると要素の整理ができて読みやすい漫画が描けるんじゃないか、と。要素というのは、RPGにおいてのイベント、要は出来事のことだそうです。ストーリーは書けたら一晩置いて客観視するのが良いそうです。


話の組み立て方については、1ページを丸々使ったシーンの印象が強いので、後半のストーカーのくだりが付け足した感がある。True nameが最後に完成した、という終わり方が良いのではないかと。いろんな見方がありますね。


コマ割りが均等割りばかりで退屈に見えると、こちらでもご指摘頂きました。気を付けます。


良かった点としては、ヒロインが怒るシーンに緊迫感があり、コマが読みづらいというのはなかった、ということを挙げて頂きました。

ストーカーが絡んでないような印象を受けるということで、「読み切りだと2人のキャラで作るという決まりごとがあるようですが」と言ったところ、この話でのストーカーは現象なのでキャラにカウントされず、仮にヒロインの元カレという設定があるんであれば、キャラとしてカウントされると。なるほど。また、なぜ読み切りを2人のキャラで作るかというと、新人作家はキャラを描きすぎて描き切れないことが多く、極力削るように言っているから、だそうです。

 

「絵についてはいくら練習したかによるのであえて何も触れない」と。「わぁぁぁぁ」とヒロインが泣き出すシーンも意地悪な言い方をしちゃうと犯人が自白してるシーンみたいで、泣く前の溜めは良いので、泣くシーンは見せ方を変えた方が良いかも、と仰っていました。

「自分はゲーム会社勤務経験はないですが、曲を少し受注したりはしてますし、趣味でゲーム音楽をかなり作ってはいるので、その経験の範囲内であればリアリティを出して描けるっちゃ描けるんですが」と言ったら、趣味で作る話であれば、ジャンルによるが描けると思う。ゲーム音楽ネタで何をやりたいのか、ゲーム音楽の何が面白いのか、何で惹き付けたいのかを考えると良いと。デザイン業界ものとして、デザイナーが主人公の「左利きのエレン」をお勧めして頂きました。

 

ゲーム音楽好きの編集さんに当たることは多く、今回の方もサガフロなどのサントラを持っていると仰ってました。ゲーム音楽は注目されているジャンルなので、どう切り取るかだと思います、とのこと。


「他社さんで、取材した方が良いと言われたんですが」と言ったら、「会社のゲーム音楽を作る話であれば、ゲーム会社にいきなり電話しても恐らく断られてしまうと思うので、テレビ番組や資料で調べるのも手。見学募集ということもあるかも知れません」とのことで、「ちゃんと調べてませんでしたが、見学を募集している可能性もありますね」と言いました。

帰宅後に調べてみたら、見学を募集しているゲーム会社はいくつかありました。主に就活中の学生向けであったり、自分が参加できそうなものでも中途採用向けであったりするようです。参加はできるかも知れませんが、取材目的だとバレたら…と思うと、二の足を踏んでしまいます。インタビュー記事ならけっこうあるので、今更ですが、こういった記事を参考にしてみようと思います。

 

私はまぁまぁ冷静な方だとは思いますが、冷静な人が何の感情も持ってないかというとそんなことはないわけです。でも、堪えて、いろんな人の意見を聞いて活かしていこうと思います。