今日は集英社さんに持ち込みに行きました。
・週刊少年ジャンプさん
ものすごい速さで読むので、さすがだなぁと思いつつ、その速さで読んで自分のストーリーが入っているんだろうかと不安になり、そのように聞いてみました。文字が少なくて読みやすいのでストーリーが入り、ページ数も長くは感じなかったそうで安心しました。
男女の関係性なので、女性に対する恋愛感情を主人公のモチベーションにすると良いです。主人公とヒロインを好きになれるように日常シーンや日常会話を入れる。仕上げが雑で粗く、掲載レベルではない。デザインは頑張ってください。
模写はジャンルを散らすと良い。例えばバトル漫画の模写をして、今回のラブコメなどに取り入れてみると面白いそうです。
・ジャンプ+
ジャンプ+の編集者さんも読みやすいと言ってくれました。特殊な設定がなく台詞の配置も良いそうです。
絵については、全体的にトーンを貼っただけという箇所が少なくなかったので、背景、服の質感、シワなどに凝る。人物が正面の構図が多いので、いろいろなポーズや構図のコマを描く。デッサンの練習をして、基礎的な画力をつけてください。
読みが都合良く当たった感があるので、リアリティラインをしっかり。絵とキャラの工夫。キャラはデザインより内面が最優先。デザイン的にはこの世界観ならこれで良いそうです。
・ジャンプスクエアさん
ゲーム音楽を主題にした漫画は意外とないので、着眼点は良い。ミステリー要素が音楽と絡んでいるのは良い。True nameがオチに絡んでいたのは仕掛けとして面白い。
しかし、都合が良すぎる展開が続いていた。「都合が良すぎると別の編集者さんも言っていたんですが、どうすればご都合主義にならないでしょうか」と聞いてみたら、キャラをストーリーに合わせて動かしてしまうと不自然でご都合主義になるので、「このキャラだったらどういう行動をするか」を考えると良いそうです。
画力については正直言うとまだまだ。現時点の画力で商業誌で連載するのはかなり厳しい。コマ割りのレパートリーも少ない。空間が平面的に見えちゃうので立体的に見えるようにしてください。
年齢制限がないのは今更聞くまでもないんですが、改めて40代で持ち込みに来る人がいるか聞いてみました。「40代で持ち込みに来る方も少なくないです。でも、年齢が上がるにつれてデビューが難しくはなります。不可能ではない。作品の面白さが重要です」だそうです。
今日もまあまあ厳しいご意見を頂きましたが、昨日と比べると、昨日の講談社さんはなぜあんなに厳しく感じたんだろうと。でも、講談社さんはロビーで待たせてくれたり、編集部に入れてくれたり、腹を割って話してくれたりと、新人作家との距離が比較的近いように感じます。集英社さんは講評時間も短めで、新人作家と距離があるように感じます。
今日も褒めてもらえたポイントはありましたし、発展途上の段階でいろいろと期待するより、恥をかいてもいいじゃないかと思って、来週も持ち込みに行きます。