テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ006】2回目の持ち込みで画力不足が浮き彫りに

2回目の直接持ち込みは、本命の媒体に絞り、他はウェブ持ち込みするという作戦にしました。

 

WEBコミックガンマ

WEBコミックガンマぷらす

週刊少年マガジン

月刊少年マガジン

・週刊ヤングマガジン

・COMIC FUZ

まんがタイムきららフォワード

週刊少年チャンピオン

 

WEBコミックガンマさんは、前回と同じ方に対応して頂けました。画力不足とは言われてしまいましたが、コミティアの時のネームよりは良くなっているとのことで少し安心。今回も、この台詞をこうした方が、という具体的なご指摘をいろいろと頂きました。

 

「作画力が凄い知人はいないんですか?」「原作者という選択肢もありますよ」という話もありました。咄嗟に対応できず、「作画力が凄い方はいらっしゃいますが、そこまで仲の良い方となるとちょっと…自分が上手くなるしかないですね」と答えてしまいました。もし「作画力が凄い知人ならいますよ」「ぜひ原作をやらせてください」と答えていたら、違う結果になっていたかも…。

 

一番気になっていた「名刺を下さった方が担当なのかどうか」を確認したく、「連載を持っていなくても担当が付くことはあるんですか?」と聞きました。「連載準備中なら担当が付きますが、そうでない場合は基本的に担当は付きません」とのことで、担当じゃなかったんだ、とも思いましたが、ガンマさんは新人賞や読み切り掲載もないとのことなので、最初から連載獲得を目指すしかないケースもあるんだなと。

 

画力を上げるためにデッサン教室に通います、と言ったら、「それが良いと思います」と仰って下さり、自信作ができたらまた持ち込みに来ます、と言って終わりました。

 

月刊少年マガジンさんでは、「何かに応募する予定だったんですか?」と向こうから察されてしまいました。「実は月刊少年マガジンさんの新人賞に応募するつもりだったんですが、微妙に間に合いませんでした」と謝りました。マガジンさんらしく、特に何も言われませんでした。

 

ゲーム音楽だと権利関係的に難しいのでは…と言ったら、オリジナル曲を扱っている音楽漫画として「BECK」を紹介されました。音楽ネタ自体が漫画だと題材として難しいそうで、かなり難しいと思いますよ、と言われましたが、内心「じゃあやってやろうじゃないか」と闘志が滾りました。

 

「次の月マガ新人賞に応募してください、持ち込みだと感触だけで終わっちゃうので」と仰って下さり、新人賞は月マガさんにターゲットを絞ることに。

 

ヤンマガさんは唯一、持ち込みで指名制を導入しており、今回はみなみけの担当編集者さんに講評して頂きました。

 

・視点が混在しちゃってる。お笑いで言うと笑い飯くらい特殊なのでやらない方が良い

・そうはならんやろ、という展開になってる

・終盤が予定調和になっちゃってる

・顔アップのコマが多くなってきたら危険信号だと思った方が良い

・既存の漫画をネーム化してネームの研究をすると良いですよ

等々、かなりためになる講評をして頂きました。Uが主人公の漫画のネームを引きずって一部流用したため、二人の視点が混在してしまっていました。それがご法度だとは知りませんでした…

 

電話で講評して頂いたマガジンエッジさんからも、原作者という道もあるという話があり、自分で作画したいのはやまやまですが、原作者を目指すのもありかなと思いました。

 

権利関係の扱い方についてもいろいろ教えて頂きました。ゲームのタイトルは新人賞や持ち込み時点では原題のままで良いそうで、問題があれば、掲載する前に編集者さんから修正の指示があるそうです。

 

時間をかけて作画の質を上げる方法だと月刊ペースではやっていけないので、短編をたくさん描いて練習した方が良いですよ、というお話もありました。

 

他の媒体では、「前回よりは一般向けになったものの、ゲーム音楽という題材自体が商業誌向きではない」というご意見も頂きました。「商業誌向きか、同人誌のようにニッチな層向きなのか」という意図だったのだとは思いますが、当分ゲーム音楽ネタで行くつもりなので、「そうですよね、ゲーム音楽ネタなら同人誌でやればいいんですから」と言って、この媒体は一旦持ち込みを控えることに…

 

後は、まあまあ好感触だったり、淡々と前回より良くなりましたね、で終わった媒体もあれば、評価が散々だった媒体もありました。「トレスをして線を引く練習をした方が良い」「音楽ネタが難しいことが問題ではなく、画力の問題」というご意見を頂いたりもしました。

 

ウェブ持ち込みの講評も頂きました。音楽を漫画で表現していることを評価して頂けたのは嬉しかったですが、「このジャンルは正直厳しいと思います」と断られてしまった媒体も…

 

今回は担当が付くことはおろか、名刺ゲットもなく、かなり凹みました。

 

どこからも共通して問題点として挙げられたのは画力でした。かくして、相互フォロワーさんに教えて頂いた中野デッサン教室に行ったり、とにかく練習して画力を底上げすることに。

 

単純に早く漫画家デビューしたいのであれば、あらゆる媒体に持ち込みまくるのも一つの手だと思うので、次回は再び手広く直接持ち込みするかも知れません。しかし、仮に担当が付いたとして、本当にそこでやっていきたいのか、という問題もあり、そこは慎重に考えようと思います。

 

今回で、これまでの持ち込みの振り返りレポは一旦終わりとなります。これ以降は、持ち込みを行い次第、適宜書いていく予定です。