テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ004】持ち込みで初の名刺ゲット!しかし…

今回は大手3社以外の持ち込みについて書きます。

 

さまざまな出版社6社に行き、酷評されたこともありましたが、講評をちゃんとやらない人に当たったことはないです。

 

冷静に「視線が読者と合ってない」「最近の読者はスマホで読むことが多いので、文章は短めが良い」など。率直にサバサバ意見を言うタイプの方もいました。

 

ゲーム音楽が題材の漫画とはいえ、漫画の持ち込みだから、作曲の趣味について語ったら嫌味だと思われるんじゃ…と基本的に語らないようにしていますが、向こうから聞いてくれた編集者さんもいました。つい自分語りしてしまいましたが、わりと好感触でした。でも、担当にはなって頂けず。

 

2社から何とか名刺を頂くことができました。WEBコミックガンマさんと、ヤングチャンピオン烈さんです。

 

特に、WEBコミックガンマさんは、まだどんな媒体で受け容れられるかわからず、かわいい感じにも、ブラックな感じにも描いていた漫画の中から、ダークさを汲み取ってくれたのが嬉しかったです。Uが陽キャ陰キャを使い分けていることについて、他社では否定的な感想が多かったですが、好意的に見てくれました。「うちは人間ドラマ的なものが多いので、題材的にそういうものを出せそう」とのこと。

 

自分の中のサイコパスなものをそのまま受け容れてもらえた感じで、「好きに描いていいんだ!」と思えたのが当時の率直な気持ちでした。後に、そうでもないことを思い知るのですが苦笑

 

Iの巨乳属性も好評でした。「五等分の花嫁は、5人いたら必ず1人は貧乳キャラを作るんですが、作者の嗜好で全員巨乳にしたそうです。貧乳好きとは言っても、皆巨乳が気になる」と。ああ、Iを巨乳にして良かった…

 

ゲーム音楽という題材が新しく、見たことがないというのは、わりとどこでも評価して頂ける点ではありますが、それも好評でした。

 

ゲーム音楽に詳しいUではなく、読者に近いIを主人公にした方が良い、と提案され、既にボイスドラマ企画が進行中だったので、後でボイスコ様方にご相談させて頂くことにして、その場では「よく言われます」と濁しました。

 

また、「うちは作画の質を大事にしているから、絵やキャラデザは頑張ってもらいたい」という要求もありました。これが今の自分の最大の鬼門です。しかし、努力して短期間で画力を上げるしかありません。

 

WEBコミックガンマさんといえば、あの憧れのメイドインアビスの掲載媒体です。まさか、自分が引っかかるとは思いませんでした。

 

メイドインアビスは全巻持っていて、カバーを掛けて保存しております」「3期が楽しみです」「ぼのぼのは子供の頃から読んでました」等々、お世辞ではない事実の範囲で話が弾んだのも、自然に名刺を頂けた一因かと思います。(ポプテピピックもいっぱいちゅき笑)

 

しかし、ネット界隈で俗に名刺をもらう=担当になるということだと書いてあったのですが、今回の名刺が担当になって頂けるということなのか、それとも社交辞令で頂けたのか分からず、モヤモヤした状態が続きました。

 

名刺をもらえたことを、私の面倒を見てくれている方に報告したところ、「だから何?」というようなリアクションだったのが非常に辛かったです。一般的には名刺交換は挨拶なので、そういう反応になるのも無理はないです。私も少し前まで持ち込みで名刺をもらうことがなぜ嬉しいのか知りませんでした。

 

ゴールデンウィーク明けに、「絵は頑張って“もらいたい”」という言葉は先のことを想定している言葉で、いろいろな要求もあったので、挨拶代わりに名刺を渡したわけではないと思われる旨を懇々と説明したら、ようやく少し分かって頂けました。

 

名刺には個人情報も印刷されているので、どういう意図で渡すにせよ、多少リスクのある行為と思われます。ただ、担当になるのとは違って、編集者さんとしては責任を一切伴いませんから、担当になるよりウエイトが低いと思われます。しかし、もらえないケースの方が圧倒的に多く、こちらとしてはモチベーションに繋がりますから、ある程度喜んで良いと思います。

 

これで、WEBコミックガンマさんを本命の媒体の一つとして目指すことにしました。

 

次回は、コミティア144での持ち込みやサークル参加のレポを書きます。