Q. 「感情を描くのが苦手なんですが、脚本の段階で台詞と一緒に感情をト書きにして書いたらいいんでしょうか?」 A. それでも良いと思います。感情を描けないのはけっこうよくあります。こういう題材面白いよねっていうアイデアからスタートしている時に起こりがちです。人と話していて、こう思ったんだよねとか、人助けなら、普段人助けをしない人がなぜ人助けをしたんだろう?と考える。例えば、競馬で大勝ちしたからとか、幼馴染だからとか。いろんな作品を読んで、読者から好かれる主人公を作ると良いです。
Q. 「ご都合主義になっているといつも言われてしまうんですが、自分の癖なのか誰もがそうなりやすいのか気になってるんですが」 A. よくあることだと思います。
Q. 「次回作の主人公が陰キャなオタクで、親近感は持ってもらえると思うんですが、憧れる要素がないのが気になっているんですが」 A. 親近感があればいいんじゃないかと思います。
A. 単純に描き込みが足りないかなと思います。「いいかげんにして!」はうつむき加減になるとか、ちょっと横を見てるとか、人間の感情は一つではないと思うので、複雑な感情があるんであれば、全部表現した方が良いです。
Q.「キャラが弱くないですか?」 A. 主人公は音楽から想像ができてゲーム音楽が好きなんだと思うので、例えば、そういうオタク気質なところを活かすとか。歩葉さんもゲーム音楽の作曲家だけじゃなくて憧れの存在として描くとか、一見サバサバして見えるけど夜になるとそわそわしているというキャラの出し方があると思います。
ワンダースワンのゲームソフトでしばしば話題にされるのが「beatmania for Wonder Swan」の音質の良さなんですが、このソフトも恐らく波形メモリ音源の特性を利用しており、ワンダースワン音源が搭載しているボイス機能を使っているわけではないと思います。beatmania for Wonder Swanは、4トラックの音をボタン操作で鳴らせるんですが、標準ボイスチャンネルは1トラックのみなので4音も鳴らせないはずです。4チャンネルの波形を1周期ごとに切り替えて音楽を鳴らしているものと思われます。これを実際にやるとは…という実行力にはたまげます。