今日は、講談社さんに行きました。「花恋ちゃんは変わりたい!」と、「精巣摘出手術を2回受けた話」の両方を見ていただきました。ChatGPTにまとめてもらいました。(ちょっと追記・編集してます)
★月刊少年マガジンさん
「片翼の天使」、「精巣摘出手術を2回受けて漫画にしたら面白くね?」のコマで笑ってました。第一声が「すごーい!面白い!!へぇぇぇぇ」でした。FFで言うと8649くらいダメージが通った感覚。
全体としてかなり率直で、かつ「ちゃんと作品を読んだうえで」の講評をいただけて、
正直かなり勉強になりました。
以下、できるだけ編集さんの言葉のニュアンスを残しつつまとめます。
■ 『花恋ちゃんは変わりたい!』についての講評
心情描写が丁寧で、とにかく読みやすい
まず最初に言われたのが、
丁寧に心情を描いてらっしゃるので、読みやすいです
感情の流れが自然で、読者が置いていかれない点はしっかり評価してもらえました。
ただ、意外性はそこまで強くない
一方で、
意外性があるかと言うと、意外なところは起きてなかったです
という指摘も。
大きな事件が起きないこと自体が悪いわけではないけど、
「予想を少しだけ裏切る何か」はまだ弱い、という話でした。
「読者にどうなってほしいか」は大事なポイント
ここで聞かれたのが、
読者にどんな気持ちになってほしかったんですか?
それに対して、自分がメンズメイクをしていて、
思春期に「変わりたいけど恥ずかしい」と思っていた気持ちを
主人公に投影して、共感してもらえたらと思って描いた、という話をしました。
それを踏まえて、
この路線でひたすら続ければいいと思います
思春期をひたすら後押しする作品
と言ってもらえたのは、かなり手応えがありました。
女性読者は「わかる」を一瞬でも感じたい
印象的だった言葉がこれ。
女性って「共感してもらう」「わかるって言ってもらえる」のがすごく大切
「わかる」っていう展開を1秒でも思わせたい
なので、
-
三狼と少しずつ距離が近づいていく過程
-
日常の中の小さな感情の積み重ね
こういう部分をもっと掘り下げる方向性はかなり合っていると言われました。
父親との確執などは、もっと掘っていい
父親との関係性についても、
こんなに掘り下げる
ひたすら描き続けるというのがいいと思います
とのこと。
浅く処理せず、感情を繰り返し描くこと自体が価値になるタイプの作品、
という評価でした。
日常にどんどん寄せていっていい
方向性としては、
-
どんなコスメを使ってるのか
-
日常の細かいディテール
-
生活感そのもの
を、
一生懸命掘り下げて描いていくのがいいんじゃないかな
とのこと。
事件を起こすより、日常の密度を上げる方向が合っていると言われました。
演出・コマ割りの具体的な指摘
細かい技術的な話もありました。
-
右上は大ゴマにしたほうがリズムがいい
-
めくりをもう少し丁寧にすると、さらに読みやすくなる
このあたりは完全に「伸びしろ」ですね。
「1位を狙うなら、決め打ちしたほうがいい」
かなり現実的なアドバイスとして、
ひたすら1位を狙って、決め打ちしていったほうがいいかも
とも言われました。
中途半端に幅を持たせるより、
この路線で振り切ったほうが強い、という意味合いです。
■ 手術エッセイについての講評
第一声はかなり好反応
手術エッセイを出した瞬間、
すごーい、面白ーい
大変勉強になりました。学びのある作品です
という反応。
内容そのものは、かなり評価してもらえました。
背景があると、リアリティがもっと出る
ただし、
-
どの病院に何回行ったのか
-
エレベーターや病院の構造
-
何が起きているのか
が分かりにくい、という指摘。
背景を描いていただいたほうがリアリティはあるかな
ソフト背景でも全然いいと思います
とのことでした。
題材としての価値はかなり高い
特に評価されたのが、
実際こういう方、いらっしゃると思う
情報として価値がある
という点。
-
遊走の話は絶対需要がある
-
ニコ静など、上げられるところに上げまくっていい
-
マネタイズも十分考えられる
題材自体は、かなり強いと見てもらえています。
ただし「商品」としてはまだ弱い
率直な話として、
-
1話20ページ・50円の商品には耐えづらい
-
ダイジェスト感が強い
という指摘もありました。
もっと詳しく描いてほしい
好きなだけページ使っていいんじゃない?
という方向性です。
ストーリーが分かりにくい最大の理由
一番大きな指摘はここでした。
理由があるなら、理由を書くべき
どうして?がちょっと飛びすぎてる
とのこと。
行動原理が描かれていない
特に厳しく言われたのが、
-
なぜ手術を受けようと思ったのか
-
女性になりたいのか、中性なのか
-
とりあえず受けようと思ったのか
行動原理が描かれてないと、確かに読みづらい
という点。
途中で目的が変わったなら、
どこがどう変わったのかをちゃんと描くべき
と言われました。
医療用語・前提知識は説明が必要
-
SRSって何?
-
痛いのかどうか
-
安全なのか
読者はそこを知りたい
「痛いんですか?」じゃなくて、そこじゃないでしょ
という、かなり本質的な指摘。
エッセイは「丁寧に、たっぷり」でいい
最終的には、
-
30ページに抑える必要はない
-
好きなだけページ使っていい
-
結果として読みづらくなるのは本末転倒
という結論に。
「こうなりました」「こうしたいです」
こういうところを大きく描いたほうが、エッセイっぽい
とも言われました。
■ 月刊少年マガジンさんの講評まとめ
-
少女漫画は
感情描写と日常描写が武器 -
手術エッセイは
題材が強い分、丁寧さが求められる -
どちらも
急がず、掘り下げるほど面白くなるタイプ
かなり率直ですが、
「ちゃんと伸ばせば形になる」と思ってもらえている講評だったと思います。
この内容を踏まえて、
次どう直すか、どこを厚くするか、じっくり考えます。
花恋ちゃんのティーンズラブ新着10位、総合146位、マンバ3冠については大きなリアクションをいただけて、じゃあかなり読まれてますねということでした。手術エッセイの安定して5桁インプレッション、最大20.6万インプレッションも、結構リアクションがありました。それでもまだ担当さんつかないのか…(涙)
★なかよしさん
「うんうん」と頷きながら読んでくださっていました。
編集さんから見ても、
花恋ちゃんは**明確に“少女漫画”**として受け取られていました。
■ 評価されたポイント
女の子の描写がとても安定している
-
女の子が「嫌われない感じ」で描けている
-
読者が感情移入しやすい
-
「変わりたいけど変われない」という感情が一貫している
ここはかなりポジティブな評価で、
話の面で破綻はない
感情が途切れないで描けている
と言ってもらえました。
三狼に受け入れてもらうシーンはとても良い
-
三狼が主人公を受け入れるシーン自体は
**「すごくいい場面」**という評価 -
感情的なカタルシスはしっかりある
■ 課題として指摘されたポイント
まずは画力、とくに「男の子」
一番はっきり言われたのがここ。
伸ばしてほしいのはまず画力
特に男の子ですね
-
男の子がかっこよくなればなるほど、絵柄は進化する
-
現実世界で「かっこいい」とされている男子を
どう二次元に落とし込むかを勉強してほしい
少女漫画で行くなら、
男性キャラのビジュアル強化は最優先という話でした。
親の抑圧が少し分かりにくい
ここはかなり具体的な指摘。
-
「親に抑圧されている」という設定自体は分かる
-
でも、なぜそこまでなのかが描かれていない
小中学生だったら「化粧は早い」と言われるのは分かる
でも、ここまで干渉する親なら
もう少し説明がないと「どういうこと?」と思う
とのこと。
「相当な親」であるなら、
そこに至る理由や具体例が欲しい、という指摘でした。
三狼の行動原理が欲しい
三狼については、
-
受け入れてくれるのはいい
-
でも
「なんで気になったのか」
「なんで放っておけないのか」
が描かれていない
「お前をほっとけないんだよ」という感情に
ついていけない
と言われました。
ここは、
三狼側の理由を少し描くだけでかなり良くなる、というニュアンスです。
「そこで終われるのかな?」という引っかかり
三狼に受け入れられて終わる構成について、
そこで終われるのかな、と思った
というコメントも。
-
気持ちよく終わるけど
-
もう一歩、次につながる余韻があってもいい
という受け止めでした。
■ なかよし的まとめ
-
少女漫画としての方向性は合っている
-
女の子の感情描写は武器
-
課題は
男の子の画力+人間関係の理由付け -
次回作ではそこを意識してほしい
Kissさんの講評まとめ
Kissについては、かなりはっきりと
手術エッセイはKiss向き
という評価でした。
■ 評価されたポイント
大人が読むエッセイとして成立している
-
大人向けの題材
-
エッセイに近い作り
-
現実との距離が近い
-
知識的な価値がある
モーニングとKissは、読者層がそこまで遠くない
今読んでいる読者はほぼ一緒
という話もありました。
題材そのものがとても強い
-
他者との差異がはっきりしている
-
差異は価値になる
嫌な言い方をすると、お金になる
とまで言われたのが印象的でした。
■ 課題として指摘されたポイント
ダイジェスト感が強い
一番大きな課題。
ダイジェストで描かれてる感じなんですよね
-
1〜3ページで描いている内容は
本来30ページくらいにできる -
情報や出来事を「詰めすぎている」
エッセイは「虚」が大事
自分が好きな作家さんが桜玉吉先生なので、エッセイ漫画は強く影響を受けてますと言ったところ、
-
捏造まではしなくていい
-
でも、エッセイには「虚」が必要
-
誇張や主観がもう少し欲しい
桜さんは、自分のダメさを見せて共感を取っている
という話もありました。
心の変化をもっと描ける
-
左の手術 → 右の手術
-
その間の心の変化
-
迷い、葛藤、感情の揺れ
ここを丁寧に描けると、
読者はちゃんとついてくると言われました。
ゆっくり描けば、単行本一冊になる素材
-
3Pを20Pにできる
-
20P×10話で単行本一冊
ゆっくり描いたら、絶対面白くなる
という評価でした。
主人公の自己開示がカギ
-
主人公が
「この人好きだな」
「応援したいな」
と思えるかどうか -
そのためには、もっと自己開示が必要
■ 質疑応答まとめ(なかよし/Kiss共通)
Q. 女性向けと男性向け、どっちが得意そう?
A. 正直、男女の違いはあまり感じない。
どちらかというと大人向けのほうが向いてそう。
Q. どっちの作品が面白かった?
A. エッセイのほうが面白かった。
知らない世界だったので。
Q. 男性が女性誌を描くのは不利?
A. 女性誌は男性作家が少ないのは事実だけど、
不利というほどではない。
Q. なかよしとKiss、どっちが向いてる?
A.
-
花恋ちゃん系なら → なかよし
-
手術エッセイなら → Kiss
何しろ、絵を頑張ってください
読みごたえと、感情の丁寧な描写が大事
■ 全体まとめ
-
少女漫画で行くなら
→ 画力のブラッシュアップが最優先 -
Kissで行くなら
→ 虚構をうまく織り交ぜたエッセイ -
共通して言われたのは
「丁寧に描けば、どちらも可能性がある」
かなり現実的で、でも前向きな講評だったと思います。
★アフタヌーンさん
全体としては、
かなり丁寧に読み込んだうえでの講評という印象で、
「どこが良くて、どこを伸ばすとアフタヌーン向きになるか」を
はっきり言ってもらえた回でした。
■ 全体の第一印象
まず最初に言われたのが、
2つ目(手術エッセイ)のほうが
ダイレクトにリアリティが伝わってきました
リアルさ、体験の強さはエッセイのほうが一発で伝わる、という評価。
ただし、
面白さとしては少女漫画のほうが上、という少し意外な結論にもなっています(後述)。
■ 少女漫画(花恋ちゃん系)について
導入構成がかなりうまい
構成面については、かなり具体的に褒められました。
-
花恋ちゃんの登場を1ページで描き切れている
-
舞台・背景・問題提起を2ページで整理できている
-
3ページ目で三狼が出てくる流れが分かりやすい
ここまでの整理はすごく良かったと思います
「読み始めて迷わない構成」ができている、という評価です。
ただ、花恋ちゃんがもう少し苦しんでほしい
一番大きな指摘がここ。
もうちょっと花恋ちゃんに苦しんでほしかった
-
彼女なりに悩む
-
もがく
-
自分自身で頑張る
という要素が、もう一段欲しいとのこと。
三狼がいるからうまくいく、
ドラえもんじゃないですけど
という例えが印象的でした。
「助けがある」こと自体は悪くないけど、
主人公が自分で踏ん張る瞬間がもっと見たい、という話です。
背景・生活感をもっと足していい
アフタヌーンらしい視点として、背景の話も出ました。
-
花や装飾は良い
-
でも、学校を影だけでもいいから描ける
-
部屋に好きなモデルのポスターがあるとか
背景があると、現実感が一気に増す
とのこと。
「こうなりたいな」と思える魅力を足す
エンタメとしての話もありました。
-
読者が「こうなりたいな」と思える要素
-
花恋ちゃん自身の魅力をもう少し足してもいい
例として出たのが、
-
お兄ちゃんがめちゃくちゃイケメン
-
ペットの犬がいる
など、
感情移入を助ける小さな設定。
三狼との関係性は、もう少し丁寧に
三狼についてもかなり具体的な指摘。
-
普通は「何この人?」って思うはず
-
警戒がないまま距離が縮まるのは少し早い
丁寧に警戒を解きつつ、
三狼側にも説得力が欲しい
さらに、
-
三狼も完璧じゃなくていい
-
欠点があったほうが感情移入しやすい
-
「どういう人なのか」が分かると良い
というアドバイスでした。
明確に褒められた名シーン
ここはストレートに大絶賛。
「お父さんには関係ないでしょ、私、カワイくなりたいの」
のコマ、めっちゃ可愛かったです
-
超かわいい
-
本当に応援したくなる
-
こういうのは得意だと思う
マジでかわいいです
とまで言われました。
■ 手術エッセイについて
面白いが、入りが弱い
まず評価としては、
手術エッセイは面白かったです
その上で、
問題の部分を最初のほうに出したほうがいい
という指摘。
-
性別への違和感
-
「自分はどっちなんだ」という葛藤
を冒頭に出すと、
読者を引っ張る推進力が生まれるとのことでした。
医療パートは「わかってもらう」意識が必要
医療的な説明については、
-
もう少し説明してもいい
-
ただし情報量が多すぎるとスピードが落ちる
全部書かなくてもいい
簡潔に伝えるのが大事
というバランスの話。
AI(チャッピー)は前半に出してもよかった
AIの扱いについては、
最初のほうで出してもよかったかもしれない
-
AIに相談しながら進めた
-
こうして、ああして決めた
という流れを描いても面白そう、という提案でした。
「事実は論理を超える」
印象的だった言葉がこれ。
事実は論理を超えるんだ
-
読者が一番知りたいのは
「経験した末に、どんな結論に至ったか」 -
読み切りなら、そこをしっかり描くと強い
という話でした。
参考作品として挙げられたもの
おすすめとして出たのが、
僕が私になるために(全1巻)
-
葛藤がしっかり描かれている
-
医療描写が分かりやすい
-
情報量が多すぎない
-
読みやすく、学びもある
-
読後感が前向き
背景・演出面のアドバイス
-
ライトがぱっと点く
-
緊張感が一瞬で伝わる演出
など、
視覚的な補強の提案もありました。
経験を描いていること自体が価値
最後に、
プライベートな経験を描くのは勇気がいる
すごく素晴らしいことだと思います
と言ってもらえたのが印象的でした。
■ 質疑応答でのまとめ
Q. どっちが面白かったですか?(主観で)
A.
少女漫画のほうが面白かったです。
葛藤が描けていました。
エッセイは学びはあるけど、少し単調。
という回答。
自分が
「ぬこー様ちゃん先生みたいに、
事実でも起承転結があるほうがいいですか?」
と聞いたところ、
表現の引き出しを増やす、ということだと思います
という話になりました。
■ アフタヌーン的総評
絵柄よりも
どの媒体を目指すかを意識して
ご自身のインスピレーションを使って描いていくといい
という締めでした。
■ まとめ
-
少女漫画は
構成力と感情描写がかなり強い -
もっと主人公を苦しませていい
-
背景と生活感でリアリティを足すと、さらに伸びる
-
手術エッセイは
入りと構成を整理すると一気に強くなる
かなり具体的で、
「どう直せばいいか」がはっきり見える講評だったと思います。
以上です。
明らかに、前回より評価は上がってますね。手術エッセイは描く前からラグナロク両手持ちレベルの題材だと思っており、実際その通りだったと思います。それでも、まだ担当さんつかないんですね…。まぁ、タイミングの問題とかいろいろあるんでしょうし、月マガさんからは、Kindleのアフェリエイトを提案していただいたので、『やってけるレベル』認定された気がします。商業誌に掲載されるには作画のレベルが必要。これはたぶん間違いない。なので、担当さんがつかなかったから自分はダメなんだ、じゃなくて、自走していこうと思います。もう『漫画家志望』は完全に卒業です。個人連載で実績を積んだら、出版社から何か良い話をいただけるかも知れませんし。
花恋ちゃんの実績や手術エッセイのバズは、編集さんによりますが、驚いている方もいらっしゃったので、すごいことなんだと思います。でも、だからといって出版社が動くレベルではない、という感覚がわかった感じです。
手術エッセイはほぼ毎回バズっていて、ご好評をいただいているので、三狼のメンズメイク漫画ではなく、単行本一冊のボリュームに膨らませた内容で、来年から個人連載を開始すると喜んでもらえるかも?とも思いますし、少女漫画のほうが面白かったというご意見もあったので、やっぱり花恋ちゃんのスピンオフを描くかも知れません。どうするかはまだ未定です。
というか、よくわからないメモをこんなにわかりやすくまとめてくれるとは、すごいやチャッピー。