今日は、秋田書店さんに行きました。
・チャンピオンREDさん
持ち込みけっこうされてますね。
(自分)はい、1作につき10〜20くらい行ってます。コミティアも含めてですけど。
(編集者さん)持ち込みに行っていただけるのは、僕らもありがたいです。関係ないですけど、爪とかもきれいにされてますね。
(自分)最近メンズメイクをしてて、この作品も自分がメイクを始めて恥ずかしいと思った気持ちを主人公に投影して描きました。
(編集者さん)テーマがしっかりしてました。読みやすいし、応援しがいもあるというか。いろんな読者が思ったことを、読者自身も投影しやすいというか。変化を表現してるのがすごい好印象だなと思いました。
ここはよくできたというところはありますか?
(自分)どうして変わりたいなんて言ったの?のコマと、私、カワイくなりたいの、のコマです。溜めがあって、言うぞ、と思って、でも毅然とは言えてない表情がよく描けたと思いました。
(編集者さん)ここは課題だなと思ったところはありますか?
(自分)たくさんあるんですけど、背景が簡素すぎたかなと。あと、主人公の途中のおだんごの髪型が、パッと見て可愛いと思えないと持ち込みでよく言われるので、シンプルすぎたかなと思っています。
(編集者さん)髪上げてるって戦闘モードだと思うので、例えば、上げてたのを下ろすとか、ポニーテールっぽくするとか。そのへんは女性の方が詳しいと思うんですけど。
キャラクターの部分がもっと立てれるんじゃないかと思いました。変化する、変わるというテーマであれば、キャラを立てることが大事だと思っていて、ジャージでファッションにも興味なくて、言葉遣いも乱暴だったら、女の子っぽいことに興味ないのかなと思うと思います。
お父さんも、あんまり厳しいように見えなかったです。男の子のキャラクターが、物語に都合の良い、話を進める装置になってしまっていると思いました。何でこの女の子にこんなに協力してくれるのか、読者を納得させられる材料があると良かったですね。
主人公が、ご自身のことを投影されたと仰ってましたが、変わりたいって強く思った時に、変わったらどうなるのか、どういう人が心強いのか、その熱量を込められると良かったなと思います。
Q. メッセージ性を一貫させたんですが、伝わりましたか。
A. 変わりたいという思いから一歩踏み出すというお話なのかなと思いました。
(自分)だいたい仰った通りで合ってます。変わりたいなら今からでも行動しろ、というのがメッセージ性です。今からっていうのが重要で、主人公は高校に入ったばかりのタイミングで変われてたら良かったのかも知れませんが、タイミングを逃してしまったので、こんな感じになってるんです。自分も特にきっかけもなくメンズメイクを始めたので、すごく恥ずかしくて、その気持ちを込めました。
(編集者さん)そういった繊細な思いをうまく表現できると良いですね。周りの目も気になるし、というリアルな女の子の感情をうまく表現できると良いなと思いました。
Q. 感情の動きが不自然なところはありませんでしたか。
A. 女の子の方は一貫してて不自然さはなかったです。男の子は装置的な感じがして、何でこんなに肩入れしてくれるのか、応援することで自分にどんなメリットがあるんだろうと思いました。
(自分)動機的なところですよね。
(編集者さん)はい。女の子を好きになっちゃったとか、シンプルでも良いと思います。お前絶対カワイイから、カワイくなってくれよ、とか。
Q. チャンピオンREDさんだと、こういう作品はどうなんでしょうか。
A. ゆるふわな作品もありますし、青年がターゲットだとエログロをしっかり描いてるのもあります。厳密な規定はないです。向き不向きもあると思いますし。
少女漫画を描きたいのであれば、少女漫画を求めてる人は少女誌を読むので、少女誌に載ったほうが本来のターゲットに届けられるというのはあると思います。
初めて対応していただいた編集さんでしたが、話の分かる方で、花恋ちゃんは自分の投影だとかメンズメイクのこととか、普段話さないことを話せました。こちらとしては、担当さんがついて次のステップに進みたい、というのはあるんですが、出版社としては、作家が持ち込みに行きまくってくれることは、どんどん経験を積んで上達してくれるのでありがたいのかなと思いました。
あと、熱量って大事なんだなと思いました。芸をする仕事なんですから、どうすれば人が笑うかをクールに考えるのもいいんですが、体を張って読者に楽しんでもらう、というのも必要で、それが熱量なんだと思います。
次回作は、比較的ラフな絵になるとは思いますが、ネームはそもそもラフな絵でいいものなんですから、いつも通りかそれ以上に時間をかけないとなぁと思いました。