私が漫画家を目指すきっかけにもなった、40歳で連載獲得を果たしたピエール手塚先生の「ゴクシンカ」を読みました。
桜玉吉信者なのでコミックビームには憧れを抱いているのですが、ビーム受けしそうな絵柄だなと。
でも、内容的に毒々しいかというと、実はそうでもなく。ギャグ漫画ではないのですが何だか笑えるシーンが満載で、いつの間にか笑いどころを探してしまっている笑
主人公が訴える主張は極道ものなのに意外と青臭いところがあったりするんですが、その視点が自分の死角になってしまっている、とはと気づきました。極道が悪の美学を語るのではなく、極道が理想を語る斬新な発想。
なぜそんな人間が極道をやっているか、というのはストーリーの核心に触れてしまうので、ぜひ買って読んでください。
同年代の人間として共感できる点も多く、グイグイ惹き付けられるように読んで、すんなりと全2巻を読破してしまいました。おすすめです。