テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【ゲーム音楽語り029】自宅でできる作曲環境・メガドライブ編

メガドライブでは、作曲ができるソフトは市販されていないようですが、メガドライブ音源で比較的手軽に作曲できるパソコン用のソフトとして、古代祐三氏が開発されたFM音源ドライバMUCOM88のWindows版である、MUCOM88 Windowsというソフトがあります。

 

FM音源もSSG音源も、あらかじめ用意されている音色が豊富にあり、ADPCMトラックのドラム音色も一通り揃っているので、だいぶ敷居が低くなっています。FM音源の音色が100種類以上用意されているのは非常に有難いです。ADPCMトラックも自分で録音できたら大変嬉しいのですが、どうやら録音にはPC8801が必要なようで、持っていないので試せておりません。

 

同梱のmucomMD2vgm.exeを使えば、MUCOM88用のMMLをVGM形式のファイルに変換できます。なぜかテンポが少し速くなってしまうので、元のMMLはテンポを少しだけ遅めにしておく必要があります。

 

MUCOM88は、まだそれほど使い込めていないため、まだ語れることが多くなく、これでは少々ボリューム不足なので、メガドライブ音源で作曲できるソフトとして、ニンテンドースイッチKORG Gadgetについて少し書きます。

 

KORG Gadgetは、有料の追加オプションとして、FM音源をサンプリングしたEbinaと、メガドライブの有名ゲームのADPCM音色をサンプリングしたOtoriiがあります。FM音源での曲作りというのは、昔から慣れている方ならたくさんいらっしゃいますが、あまり慣れ親しんでいない人にとっては恐らくけっこう敷居が高いと思われ、EbinaとOtoriiはかなり手軽にあのメガドライブっぽい音を使えるので、非常に重宝します。波形メモリ音源であるKamataと一緒に使えば、SSG音源も再現できます。

 

KORG Gadgetで曲を作ってから、MUCOM88に移植するという手順で作れば、メガドライブ音源の曲作りのハードルが格段に下がると思われます。