テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ050】週マガさん、モーニングさんに持ち込みに行きました

講談社さんに持ち込みに行きました。

 

週刊少年マガジンさん
読ませるように読みやすく作れています。ゲーム音楽というものを題材にしっかりと作れていて、スラスラと読めました。

 

でも、画力を磨く必要があります。絵が描けてはいますが、線の数が簡素なので、もうちょっと線を引くと良いです。

新しいものに出会って、それによって主人公の人生はどう変わったのか、何でこの女の子はレトロゲーム音楽に魅入られたのか。レトロゲーム音楽に興味ない人からすると、レトロゲーム音楽ってあるんだ、にとどまってしまうと思います。主人公が人間として輝くところ、そこにこだわってくれると、作品がもっとレベルアップできると思います。


主人公のキャラはすごくいいと思います。主人公はいじめられてるのをプラスに捉えられてるのはいいキャラなんですけど、もうちょっとです。強がってるだけに見えちゃいました。

 

レトロゲーム音楽という限られたリソースの中で自分の才能を表していく。物語の浮き沈みが足りないので、もう少し浮き沈みを作った方がいいように思いました。

 

(自分)青年誌っぽく描いたんですがどうでしたか?
→(編集者さん)コマ割りや知識量が青年誌的だと思いました。

 

(自分)ゲーム音楽という題材が足を引っ張っている気がすると他社さんで言われたので、次は自分の人生経験から得たもので描こうと思います。そうすると、確かに題材が足を引っ張ってしまうような気がします。題材選びの練習のためにも、いったんこの題材から離れてみようかと思いますが、どうでしょうか?
→(編集者さん)そうですね。いろんなものを描いてみるといいと思います。いろんなものにチャレンジした方がいいと思います。

 

週刊モーニングさん
曲作りの過程は、取材などをして描く部分もあると思いますが、興味があるものだとさすが解像度が高いですね。

 

キャラの配置がいいなと思いました。ギャルに見えるけど実はギャルじゃない、ギャルっぽくないものに詳しい。男の子がちょっと卑屈だけど、彼しか持ち得ない技、作りが丁寧にできていていいなと思いました。彼が思い切って音楽には全然興味ないくらいにして、貧乏、節約、やりくりが得意というキャラに全振りして、彼女が声をかける。そのくらいシンプルでも良いかと思います。

 

この女の子のキャラの属性盛りな感じがいいですね。ギャルも真面目ちゃんも眼鏡もオタク文化もいけますみたいな。

 

せっかく高校生の男の子と女の子なので、必ずしもラブコメに振らなくてもいいんですけど、もうちょっと彼が彼女をどう思っているのかを全体的に出しても良いと思いました。

 

コマ割りとかページが読みやすいなと思いました。青年誌なのでコマの形に凝るというよりかは見やすい形に凝った方が良いので。

 

(自分)次は題材を変えて人生経験から得たもので描いてみようと思うんですが、そうすると楽しくなくなってしまう気がします。どうでしょうか?「あくまでクジャクの話です。」はすごいですね。知識もので、言っていることはけっこう辛口だけど、楽しく読めました。

→(編集者さん)「あくまでクジャクの話です。」は、生物系で、男は~女は~という題材なので、難しいんだけど皆が興味を持てる作品だと思います。

 

(自分)青年誌さんだと、主人公の年齢はもうちょっと高い方がいいんでしょうか?
→(編集者さん)青年誌はこうすればいいというよりかは、読者がどう感じるかで考えると良いです。例えば、精神的にすごく成熟していてたくましくて、経験があって、人間としてしっかりしていて、仲良くなりたいなという人が読者は良いと感じます。もっと言えば全然、高校生や大学生を主人公にしている作品もあります。

 

思い切って、今の題材から離れた方が良いかどうか相談してみました。いろんなものを描いてみた方が良いとのご意見を頂きましたので、やはりいったん題材を変えてみようと思います。

 

自分の人生で得たものなんて作曲やゲーム音楽の知識だけ、とやや卑屈に考えてましたが、noteで自分の生い立ちを上げたら反響があったので、少々自信が付きました。「多分描けます」と言われたことを信用して、描いてみようと思います。

 

やってみてできるかどうかはわかりませんし、その結果どうなるかもわかりません。それなら、失敗できる今のうちにやってみるまでです。