テントのブログ

漫画家デビューを目指す道のりや、自作のゲーム音楽など創作活動全般について綴ります。また雑記なども書きます。

【持ち込みレポ098】くらげバンチさんに行きました

今日は、新潮社さんに行きました。

 

くらげバンチさん

「いじわる大好き天使ちゃん」のネームについて

男の子上手いですね。面白かったです。天使ちゃんの複雑さが、小さい子っぽいわがままな感じで、すごくよく描けていると思いました。ナナミちゃんがほだされちゃってるっていうか、言うこと聞いちゃったりとか、自分も優柔不断なところがあって、ナナミちゃんもわかると思いました。等身大のキャラクターを描くのがお上手だと思いました。ユウマくんの助けた時の台詞がかっこ良かったです。百合じゃないけど、ちょっと百合してる感じですね。共依存っぽいじゃないですか。関係性がすごく面白かったです。奇妙な三角関係になっていて、ユウマくんと天使ちゃんの関係性を見たいと思いました。続きを描きたい、連載されたいのであれば、そういうところを見てみたいなと思いました。

 

「ののみやのののの」について

こっちはボケ倒すというのが、キャラクター性がすごい面白いと思いました。天使と一般人だと一般人が読者目線になりがちだと思うんですが、天使がツッコミで、読者目線が天使になるのが面白かったです。

 

Q. ギャグのテンポはどうでしたか。速すぎるとかなかったですか。

A. 怒涛な感じは良かったんですが、緩急を付けてもいいのかなと思いました。

 

Q. キャラデザは可愛いですか。

A. きらら系とかに寄せたいのであれば、もっとデフォルメした方が良いと思います。

 

Q. ナナミは好感度が高いと思うんですが、天使ちゃんは好感度が低いっちゃ低いと思います。二人出す場合は、二人とも好感度が高いほうが良いんでしょうか。

A. 好感度が高いというのを何とするかにもよるんですが、すげーやな奴だとしても、キャラの魅力があればいいのかなと思います。

(自分)天使ちゃんはこういうわがままなところが自分にもあるな、と思ってもらえればと思って描きました。そういう意味では、共感はしてもらえると思います。

(編集者さん)好かれるのを目指すのであれば、天使の子は公序良俗に従うというのはあるとは思うんですが、友達を取られてムカつくというのはわかるので、共感しながら読めるというのがいいのかなと思います。

 

Q. くらげバンチさんはダークな作品がけっこうあると思うんですが、誌風的に「いじわる大好き天使ちゃん」は合ってますか。

A. 自分はすごく好きでした。読んで何か言いたくなるような作風で、いろいろ考察が捗りそうな漫画だと思いました。

 

「いじわる大好き天使ちゃん」は、4回目の持ち込みで、初めて面白いと言っていただき、嬉しいです。ダークな作風だから、くらげバンチさんに合っていたのもあるかも知れないです。とはいえ、他誌さんで指摘された「メッセージ性がわかりにくかった」「必要な説明が抜けちゃってる」などの欠点があるはあるので、このままでは難しいと思われます。

 

それで、コルクさんの卒業制作は、「花恋は♡恋に♡恋をするっ!」というちょっぴり恥ずかしいタイトルの作品で仕切り直すことにしました。「恋に恋する花恋ちゃん」というタイトルを先に考えたんですが、ちょっとまだ照れがあって同人誌感があるなと思い、「花恋は恋に恋をする」というガチっぽいタイトルに変え、ChatGPTの案で「♡」と「っ!」を付けました。

 

メインキャラを天使ちゃんとナナミか、ナナミとユウマに絞ったほうが良いのではというご意見をいただき、次回作は少女誌に持ち込みするのは決定事項なので、少女漫画にするなら男子を出そうということで、ナナミの内気な性格を主人公の花恋に、天使ちゃんのいじわるな性格をボーイフレンドの三狼に引き継がせ、メインキャラ2人で進めることにしました。もうプロットはできていて、今ネームを切っています。24pちょっとになる予定です。思い悩んでこうなったわけではなく、けっこうノリノリです。明日の持ち込みまでに間に合うと良いのですが、間に合わなければ、『天使ちゃん』を持ち込みする予定です。